手を伸ばしても触れられない

だって、アイドルだから

『地下アイドル、職場の男にバレまして』感想

地下アイドル、職場の男にバレまして (フィールコミックス FCswing)

都陽子さんの『地下アイドル、職場の男にバレまして』ネタバレあり。


あらすじ

田中桐子、27歳。平日は〝派遣の田中さん〟、週末は〝地下アイドルのキリちゃん〟として2つの顔を持つ彼女はある日、路上で撮影イベントをしていたところ職場の性悪男・平野に見つかってしまう。平野は「バラされたくなかったら俺の言うこときいてよ」と言い出してーー?いじめっ子リーマンと卑屈なアイドルの、脅し口説かれラブコメディ!

フィール・ヤング | 都陽子「地下アイドル、職場の男にバレまして」発売記念インタビュー!


感想

「ファンが0にならない限りアイドルだよ」
「少なくともキリちゃんやってる間はファンでいるつもりだよ」

こんなん言われたら、惚れてまうやろ~!©チャンカワイ

私もアマチュアで人前に立つということをしていたから心に響きました。芸能界に入りたいとかそういう気持ちは全くなかったんですけれど、人前に立って見てもらえる・拍手されると続けたいという気持ちになります。もちろんアイドルはこの比ではないのでしょうが、もし自分が芸能人になっていたら辞めることなんて出来ないのだろうと考えます。

主人公が「アイドルになりたかった」と言うと平野は「ファンがいるわけでしょ?だったら、ちゃんと偶像の役割をこなしてんじゃん」と返すシーンが好きです。それまで平野は何もアイドルの事なんて分かってなかったのにその言葉は真っ直ぐでだからこそ響きました。
あと、「付き合って」という言葉に「アイドルだから付き合えない」と返すシーンがめちゃくちゃアイドルだな!と思いました。
アイドルの現場に平野が来ることで結果的に地下アイドルとしての“石田キリ”としての活動が危ぶまれる事になって、地下アイドルを辞めようとするも辞めたくないという気持ちになるシーンはアイドルだからこそって感じがします。

まとめ

アイドルと恋愛って難しいよね。地下アイドルという立場の恋愛マンガって新鮮で面白かったです。むしろ恋愛というよりアイドル論って感じでした。